アート、デザイン、エンターテイメント…
元々ジャンルも違えば価値観も違う。普段は交差することのないそれらを私たちは『ピクセルアート』というフィールドで、大胆にも一括りにしてしまった。表層は同じようなものに見えるかも知れないが、考え方や目的はそれぞれ全く異なっている。
「ピクセルアート」という言葉に対しても同様に、様々な定義が存在する。私たちはその定義を拡張することで、一種の「異種格闘技戦」を展開する。あなたは『ピクセルアート』をジブンなりの解釈で、ジブンらしいスタイルや手法で表現し、勝負する。そして、その作品の中に潜む「視点」や「個性」を通じて、『ピクセルアート』の本質や内部に迫りたい。
それは、まるでスクランブル交差点のような混沌の中で、それぞれの文脈を超え、純粋に感動できる作品と人に出会うようだ。これが私たちの「願い」であり、「試み」である。
シブヤピクセルアート実行委員会
「シブヤピクセルアートコンテスト」は、世界最大規模の『ピクセルアートコンテスト』です。あなたのTwitterやInstagramで、世界中どこからでも応募が可能。皆さんのご応募お待ちしています!
ピクセルアート。ファミリーコンピュータ世代の僕にとっては特別な感情を喚起させてくれる創作表現です。粗いピクセルで描かれたミニマルな描写のキャラクターや空間を、ゲームなどのストーリーをイメージすることで僕たちの感性はリアルなものとして再認識され創造力を刺激されてきました。
今、音楽や映像、デザインなどの創作表現がデジタル化され、その精細度が進化していく中で、このミニマルな表現手法そのものがデジタルクリエイティブの伝統工芸的なレガシーとして、新たな価値を持ってきていると思います。新しい世代のクリエイターが、この領域で今の世界や時代をどのように捉えるか、とても楽しみです。そして、このプロジェクトを渋谷をフィールドに推進していけることをとても嬉しく思います。
一般財団法人渋谷区観光協会 代表理事/一般社団法人渋谷未来デザイン 理事/EVERY DAY IS THE DAY クリエイティブ・ディレクター
1978年生。広告会社、音楽会社でのエンタテインメント事業開発を経てクリエイティブアトリエTNZQを設立。2016年より一般財団法人渋谷区観光協会の代表理事として渋谷区の観光戦略・事業を牽引し、渋谷区をステージに様々なプロジェクトをプロデュース。
私にとってドット絵は仕事。8×8、16×16ドット単位で一つのキャラに3色しか使えない厳しい制限の中お手本にするものもなく試行錯誤しながら描き続けてきました。しかし30数年たった今その制限はすでに無く、制限ある中で描くのも、何にも縛られず好きなように描くのもあなたの自由です。デザインという名の最小単位である1ドット。この可能性のかたまりをあなたの感性で世界に羽ばたかせてください。
株式会社スクウェア・エニックス
CGデザイナー/アートディレクター
『ファイナルファンタジー』シリーズではキャラタクターを中心としたドット絵の制作を担当。「ドットの匠」として広く知られ、その作品の数々で多くのファンを魅了している。
ピクセルアートはゲームやパソコン、携帯電話の過去の機能的な制約の中から生まれました。その制約から解き放たれた現在だからこそ、逆にその制約による美が評価されています。それは短歌や俳句、庭や茶の湯につながる美しさであり、ゆえに海外に通用するものではないでしょうか。このコンテストが、ピクセルアートが日本の文化となる一助となれば嬉しく思います。
株式会社ドワンゴ 取締役/カドカワ株式会社 取締役
NTTドコモでiモードや絵文字の企画・開発を行う。自身が手がけた絵文字は、2016年にニューヨーク近代美術館(NY MoMA)に永久収蔵された。現在はドワンゴでniconicoの運営代表として、さまざまなネットサービスやゲームをプロデュースしている。
日本発、そして渋谷発のアートが生まれるかもしれない。そんな期待を抱きながら、今回審査員を引き受けさせていただきました。「ピクセルアート」というコンピュータの画面上での表現が、オリンピックを間近に控えて世界的にも注目を集めるシブヤのストリートをジャックする様を想像する。それは、まるで子供の頃に夢見ていた近未来が実現したような不思議な感覚。そして、その未来を手中に収めるのはあなたの作品だ。
『美術手帖』編集長
1975年横浜市生まれ。1999年慶応義塾大学経済学部卒業。2002年より『美術手帖』編集部に携わり、2008年から現職。美術出版社取締役。2017年、ウェブ版「美術手帖」をオープン。公募展の審査員やトークイベントの出演など、幅広い場面で現代のアートシーンに関わる。
僕は昔から、無地の服や食器を愛用しています。余分な装飾を野暮だと感じるからです。絵とはそれ自体が装飾の集合のようなものですが、それでも目的に応じて余分な要素を削っていくと、いわば「無装飾的な絵」と言える絵になります。アンチエイリアスやフィルタといったCGイラストでは当たり前に用いられる効果処理を余分な装飾として排除し、ビットマップ画像としての純粋性を追求してきた結果、僕はドッターとして認知されました。そのため、一定の新規性を評価するこのコンテストの審査員には適していないかもしれません。よろしくお願いします。
イラストレーター
1990年生・福島県出身・高校中退。主に風景を題材にしたアニメーションGIFのドット絵を制作し、自サイトやSNSで公開している。収入はサイトで募集した複数のパトロンから得ている。
美しいビジュアルをつくるとき、何かしらの制約が必要である。制約にこそアーティストの個性が宿り、多くのアーティストは自分なりの制約をつくることに苦悩する。ピクセルアーティストは幸福にも制約がはじめから与えられており、不幸なことに制約をつくり出すことが難しくなってしまった。誰にでも出来るシンプルな表現の中で、誰にも真似できない個性と出会えることを楽しみにしています。
イラストレーター/ピクセルアーティスト/SPA2018最優秀者
1984年生まれ。千葉県出身。東京藝術大学美術研究科工芸専攻修了。日本の伝統工芸としての彫金を学んだ後、コンピューターゲームの制作過程や美観に魅せられ、ピクセルアート制作を開始。ゲームのキャラクターや背景、UI、アニメーション等の制作を行う傍ら、滑らかなデジタル表現の中に、アナログ絵画が持つ身体性や偶発性を取り込み、「ノイズ」や「グリッジ」などピクセルアートの新たな可能性を模索している。
全審査員による最終審査にて、『ピクセルアート』 の独自性、社会性、構成力の3つの観点で、優れた作品に贈られます。
賞金30万/Wacom製品(Wacom Intuos Pro)/2019年6月中旬に、「ROADCAST」の協力のもと渋谷駅周辺100カ所(予定)で展開される「Shibuya Pixel Art Graffiti(※1)」で受賞者の作品を展示&紹介、2019年9月頃に開催予定の「Shibuya Pixel Art 2019」にアーティストとして招致(※2)
Wacom製品(Wacom Intuos)/2019年6月中旬に、「ROADCAST」の協力のもと渋谷駅周辺100カ所(予定)で展開される「Shibuya Pixel Art Graffiti(※1)」で受賞者の作品を展示&紹介、2019年9月頃に開催予定の「Shibuya Pixel Art 2019」にアーティストとして招致(※2)
原宿にある「adidas Originals Flagship Store Tokyo」での特別展示
※1・・・「Shibuya Pixel Art Graffiti」は仮の名称です。参加は受賞アーティストの任意になります。
※2・・・招致とは「作品展示」を指します。展示場所は、渋谷キャストやキャットストリート周辺を予定しています。
制限された升目や少ない色数で、最も芸術性に富んだ作品。
(PIXOOで再現できる16×16ピクセルの作品。作品は16×16ピクセルで制作し、画像を投稿する際は、見やすいサイズに拡大して下さい)
賞品:Divoo製(PIXOO)※3月上旬発売開始予定
※白2台/黒2台となります。色は指定できません
デジタル表現に留まらず、アナログで、最も意外性に富んだ1作品。
(彫刻、ペインティング、ドローイング、アイロンビーズ、刺繍、ブロックなどのアナログ作品)
賞品:ナノビーズ全47色×各色1,000ピース入り(4万7千ピース)
表現手法に拘らず、「ピクセル」を再定義し、最も独創性に富んだ1作品。
賞品:web版「美術手帖」でインタビュー掲載
2019年9月15日、16日に開催される「Shibuya Pixel Art 2019」の参加者スペースにて応募作品もしくは自身のピクセルアート作品をアピールすることができます。展示スペース1マス(h89×w89㎜)と名刺置き場を提供いたします。
参加方法は、下記の通りです。
1.準備
紙媒体に出力した自身の作品(H89×W89㎜)と名刺(任意)をご用意
※紙質は問いません
2.ご来場
9月15日もしくは16日の11:00~18:00の間に渋谷キャストにある「Shibuya Pixel Art 2019」にご来場
3.受付
会場内にある「Shibuya Pixel Art 2019」案内所にて受付
※自身の投稿した作品とアカウントを確認させていただきます
4.展示
受付で受け取ったシールで階段付近のパネルに貼りつけ。同じ番号の箱に名刺を入れる
※原則、名刺は会期終了後こちらで責任をもって処分させていただきます
「シブヤ」「時代」「人間」「妖怪」「お祭り」のいずれかのテーマ、または、それらの組み合わせを「ピクセルアート」で表現。期間中、TwitterまたはInstagramで、「Shibuya Pixel Art」公式アカウントをフォローし、自身が制作したイラスト、アニメ、映像、彫刻、刺繍、写真などを「#shibuyapixelart2019」のハッシュタグと「作品タイトル」を付けて投稿。
2019年2月1日(金)~3月31日(日)24:00
国籍 / 年齢・性別 / 社会人・学生 / 団体・個人 いずれも不問
期間中、TwitterまたはInstagramで、「Shibuya Pixel Art」公式アカウントをフォローし、自身の「作品タイトル」と「#shibuyapixelart2019」のハッシュタグを付けて投稿。
※「作品タイトル」を忘れずに記載してください。
※応募作品は、他のコンテストで受賞したことのない作品に限定します。
※お一人様、異なる作品なら、何回でも応募が可能です。
※結果発表までは「#shibuyapixelart2019」のハッシュタグを外さないようにご注意ください。
審査員が、特に重視するポイントは、以下3つの観点です。
●独自性(Originality)・・・「ジブン」らしさや「個性」
●社会性(Sociality)・・・「シブヤ」を代表とする社会との「関係性」や社会に対する「問い」
●構成力(Story-telling)・・・与えられたテーマに対する「表現」、その鋭さや深さ、美しさ
審査員が一番共感できた作品をそれぞれの審査基準 (ジブン) で選出します。
2019年5月上旬~中旬を予定しています。受賞者には、TwitterもしくはInstagramの「Shibuya Pixel Art」公式アカウントから直接DMでご連絡いたします。
受賞者は、2019年6月中旬に渋谷駅周辺100カ所(予定)で展開される「Shibuya Pixel Art Graffiti(※1)」に作品を展示、2019年9月頃に開催予定の「Shibuya Pixel Art 2019」にアーティストとして参加できる他、9月発行予定のアーティストコレクションブックに作品を掲載することができます。 これらの副賞は、すべて任意でご参加いただけます。
シブヤピクセルアート実行委員会がTwitterとInstagramを活用して実施する「ピクセルアートコンテスト」に応募の方は以下を熟読し、同意の上でのみご応募下さい。
2019年2月1日~3月31日の応募期間中、「#shibuyapixelart2019」で投稿された作品に関しては、本規約を同意した上での投稿とみなします。以下の規定に同意いただけない場合は投稿を中止して下さい。
・応募者の国籍、在住場所は問いません。受賞した賞金および賞品の発送先は、国内海外いずれも対応いたします。但し、2019年9月頃に開催予定の「Shibuya Pixel Art 2019」への招致は国内在住の方に限ります。
・アカウント非公開・ハッシュタグがついていない投稿は、応募対象外となります。
・同じ作品の複数投稿によるご応募は無効となります。
・ご本人が制作した作品が対象となります。
・InstagramでプライベートモードをOFFにするなど、作品が適切にアップロードされていない場合のご応募は無効となります。
・著作権に違反する作品、公序良俗に反する作品、他人のプライバシーを侵害する作品によるご応募は無効となります。
・本コンテストの趣旨に沿わない投稿とシブヤピクセルアート実行委員会が判断した場合は、投稿者に連絡なく投稿データの非掲載・掲載後削除等の対応をさせていただく場合がございます。
・ご応募の際のインターネット接続料および通信費はご自身のご負担になります。
・指定のハッシュタグをつけて画像を投稿した時点で肖像権や著作権、その他一切の関連する権利(以下、「肖像権等」といいます)に対する了承がとれているものと見なします。
・投稿作品内で確認できる対象物によって肖像権等の第三者の権利侵害があった場合、シブヤピクセルアート実行委員会は一切の責任を負いません。
・本コンテストへの参加は、応募者自らの判断と責任において行うものとし、応募に際して応募者に何らかの損害が生じた場合、シブヤピクセルアート実行委員会の故意または重過失に起因するものを除きその責任を一切負いません。
・本コンテストはTwitterおよびInstagramが支援、承認、運営、関与するものではありません。
・本コンテストに投稿された作品は、シブヤピクセルアート、及び協賛・協力・後援企業・団体等のホームページやSNS、その他媒体などで紹介させていただく場合がございます。
・本コンテストへの応募に際し、以下の行為を禁止します。シブヤピクセルアート実行委員会は、応募者が以下に該当する行為を行ったと判断した場合は、応募作品の投稿データの非掲載・掲載後削除等の対応をとる場合があります。
(1) 本規約に違反する行為
(2) 本コンテストの運営を妨げる行為
(3) 他人に迷惑、不利益、損害または不快感を与える行為
(4) 他人を誹謗中傷し、またはその名誉若しくは信用を毀損する行為
(5) 他人の著作権その他の知的財産権を侵害する行為
(6) 他人の財産、プライバシー若しくは肖像権を侵害する行為
(7) シブヤピクセルアート実行委員会が本コンテストの趣旨に沿わないと判断する行為
(8) シブヤピクセルアート実行委員会が悪質または不適切であると判断する行為
(9) わいせつ、児童ポルノ及び児童の性的搾取を助長するデータを投稿する行為
(10) 営利を目的とした情報提供、広告宣伝もしくは勧誘行為
(11) 公序良俗に反する行為
(12) Twitter/Instagramの利用規約・法令に違反する行為
(13) その他、前各号に類する行為
・本コンテストは、細心の注意を払って運営をしていますが、提供する情報、プログラム、各種サービス、その他本コンテストに関するすべての事項について、その完全性、正確性、安全性、有用性等について、いかなる保証もするものではありません。また、利用者または第三者が被った以下の場合の損害については、シブヤピクセルアート実行委員会は責任を負いかねます。
(1) 本コンテストへの参加、応募に際して、ソフトウェア・ハードウェア上の事故、火災、停電、通信環境の悪化等の非常事態が発生した場合。
(2) 本コンテストにおけるシステムの保守を定期的あるいは緊急に行う場合。
(3) 利用者間または利用者と第三者の間におけるトラブル等が生じた場合。
(4) 第三者による本コンテストのサービスの妨害、情報改変などによりサービスが中断もしくは遅延し、何らかの欠陥が生じた場合。
(5) 故意または重過失なくして本コンテストが提供する情報が誤送信されるか、もしくは欠陥があった場合。
・シブヤピクセルアート実行委員会は、本コンテストの応募により応募者に生じた一切のトラブル・損害(直接・間接を問いません)等について、如何なる責任も負いません。
・シブヤピクセルアート実行委員会は、本コンテストについて(全部または一部)、応募者に事前に通知することなく変更または中止することがあります。なお、必要と判断した場合には、応募者への予告なく本規約を変更できるほか、本コンテストの適正な運用を確保するために必要な措置をとることができます。
・ご記入、または送信いただいた個人情報は、シブヤピクセルアート実行委員会が本コンテスト受賞者への副賞の発送、本件に関する諸連絡に利用するほか、今後のコンテストやイベントの参考とするために個人を特定しない統計情報の形で利用させていただきます。
・受賞者の個人情報を受賞者の同意なしに業務委託先以外の第三者に開示・提供することはありません。(法令等により開示を求められた場合を除く)