あそびは芸術! - SHIBUYA PIXEL ART 2018(シブヤピクセルアート2018)

ABOUT

SHIBUYA PIXEL ART2018

シブヤピクセルアート2018について

シブヤピクセルアート2018 開催にあたり

「ピクセアート」は、もはやデジタル画面の中を飛び出し、新しい視覚体験とともに「空間」そして「体験」として、現実世界で触れることのできる存在になりつつある。それは、最先端テクノロジーを駆使し、直感的に対話するデジタルアートとは対照的に映る。本イベントは、本来デジタル画面の中の「ピクセルアート」を、「ビットバレー」と呼ばれるここ渋谷で、かつてないほどダイナミックな手法で、リアルな街に引っぱり出し、その意味を問う「試み」である。

「ピクセルアート」とその可能性

「ピクセルアート」は、コンピューターの機能的な制約のもと生まれ、現在でも表現技法のひとつとして愛されている。本来、ピクセルアートの一般的な定義は、「画像を構成する最小要素としてのドット(ピクセル)が視認できる程度の解像度で描かれた作品」または、「升目に色彩を配置し構成される画像」とされる。

一方、現在の「ピクセルアート」は、従来のものから拡張解釈されており、もはやゲームやアプリの画面の中の表現にとどまらず、イラストから刺繍、アクセサリーに至るまで幅広く展開されている。今や、表現技法としての「ドット絵」から、「ピクセルアート」という視覚的解釈へと変わりつつある。

そこで、本イベントは、文字通り「ピクセルアート」を「アート」として解放し、その視認体験の中にある異質感、平面性、色彩に着目し、その本質や内部に迫ろうとしている。

その意味において、技術の進歩に伴って解像度が上がる最先端のデジタルアート(一般的に、滑らかで、直感的で、更新性の高いもの)とは対照的な部分を浮き彫りにし、機能的な制約がなくなった今でもなお多くの人を虜にする「ピクセルアート」の魅力を紐解きたい。

かつて、印象派のクロード・モネはとなりあう2つの色が「眼の中で溶けあう」こと(視覚混合)に着目し、光を表現しようと試みた。また、ポップアートの巨匠、ロイ・リキテンスタインは、印刷インクのドットを忠実に油絵で再現し、その視覚効果を種明かしした。「ピクセルアート」は、本来画面の向こう側にある光(色情報)で構成されたイメージであるが、具体的な部分をぼかして記号化し、限られた色彩によって見る側の想像を掻き立てる。

そうした視覚体験を、本来の「デジタル画面の世界」からリアルな街に引っぱり出すことで「ピクセルアート」を新しい体験として昇華し、「ピクセルアートとは一体何か」ということを改めて問いかけ、「ピクセルアート」の可能性を考える機会になればと考えている。

なお、本イベントは、機械的で制約的な「ドット絵」を否定するものではない。むしろ、「ドット絵」を肯定し、「アート」としての可能性を追求する。「渋谷」で開催される意味も、ここにある。多様な価値観を受け入れ、新しい価値や可能性を創造につなげるという意味で、この街を開催地に選んでいる。

「シブヤピクセルアート」は、シブヤを舞台に年に1度開催される「ピクセルアート」の祭典。
1980年代以降のアートシーンや8bitカルチャーにスポットを当て、
クリエーターと共に「ピクセルアート」の可能性を探り、その発展を目指す。
また、駅や神社、ストリートなど身近な場所で展開することで、
新しいカルチャーの形成とアートの普及に繋げることを目的とする。

「スペースインベーダー」は、今年で40周年を迎える日本を代表するビデオゲーム。
1978年(昭和53年)に株式会社タイトーから誕生し、発売当時は『インベーダーハウス』という
全く新しい業態(ゲーム喫茶)を生み、日本中から100円玉硬貨が不足したと言われるほどの社会現象になった。
その後、「スペースインベーダー」は、様々なコンピューターゲームに影響を及ぼし、今日では、
その独自性と芸術性を評価され、MoMAニューヨーク近代美術館にも収蔵されている。
今年の「シブヤピクセルアート」は、元祖ピクセルアートである「スペースインベーダー」の
40周年を記念し、さまざまなコラボ展開を予定。

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