2018
開催概要
「シブヤピクセルアート2018」は、株式会社タイトーを特別協賛企業に迎え、1978年に発売され40周年を迎えたビデオゲーム「スペースインベーダー」との全面的なタッグが実現しました。コンテストでは、受賞者がニューヨーク近代美術館(MoMA)にも収蔵される「スペースインベーダー」のキャラクターライセンスを使用する権利を得られ、2018年7月に表参道・キャットストリートにて展示・販売されました。
SHIBUYA PIXEL ART 2018 WEBContest
2度目の開催となったピクセルアートコンテストは、「宇宙」「人間」「ゲーム」「シブヤ」「ねこ」をテーマに、わずか1ヶ月間の応募期間に、コアなピクセルアーティストを中心に281作品が集まりました。 審査員には、渋谷区観光協会の金山淳吾氏、メディコム・トイの代表で、「BE@RBRICKの生みの親」である赤司竜彦氏、Facebookで世界に2000万人以上のフォロワーがいるTokyo Otaku Modeのモリサワタケシ氏、そして、ファイナルファンタジーシリーズのアートディレクションを担当し「ドット絵の匠」として広く知られる渋谷員子氏を迎え、スクエアエニックス本社にて最終審査会を実施しました。
最優秀賞 / 「Shibuya」
@in_the_RGB
金山淳吾(以下 金):未来の渋谷??最後に残るのは109とハチ公銅像だけなのかな。。。。 ちなみに、光源と影の関係が・・・? 渋谷員子(以下 渋):ストーリー性が感じられる絵画的な一枚。フィルターの加工も味わいがあって良い。 赤司竜彦(以下 赤):お話が書けそうです。不思議な印象を受けました。 モリサワタケシ(以下 モ):いろいろと想像させる世界になんだか魅了されました。確かに渋谷が滅びてもハチ公は残っていそう。
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優秀賞
found the new star
@ktwfc審査員のコメント
金:完成度が高く、素晴らしい仕上がりです。 渋:ドット絵の特性を最大限に生かした見本のような作品。クオリティの高さも素晴らしい。 モ:テーマ全部入りで観ていて楽しい、ピクセルアートの真骨頂ですね。
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優秀賞
天ノ宇宙 -テン ノ ソラ-
@co35rail審査員のコメント
金:こんな夜空が見れる渋谷はなさそう。アートだからこそのフィクションですね。 渋:ドット絵の原点のような打ち方がモノトーンの画面にとても効果的。計算された丁寧なドットが美しい。 モ:制限したカラーリングが素敵。額に入れて飾りたい、と思いました。
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優秀賞
彫刻。
@zerotaro審査員のコメント
金:奥行き感がなんとも言えず。引き込まれてしまいます。 渋:シルエットもドットになっていて面白い。いろいろな角度から実物が見てみたい。 赤:別な作品も見たくなりました。
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優秀賞
宇宙ネコ人間 NYAAMAN!i!
@komiya_ma審査員のコメント
金:定番のピクセルっぽい表現ではなく、平面的なデザインをちゃんとドットを使って高いレベルで実現しているのがすごい。 渋:記号化されたドットの配列、空間の使い方など洗練されていて美しい。
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優秀賞
待ちぼうけ。街、冒険。
@yama_nano審査員のコメント
モ:街、冒険。というタイトルも面白い。 渋:デザインとしても完成度が高い。キャラクターもかわいくほのぼのとして好印象
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優秀賞
「渋谷の歩道橋」脳内イメージ 毎回、降りるところがよくわからなくなる
@nun_審査員のコメント
金:渋谷の街の複雑さを歩道橋を単調に配置する事によって使って上手に表現している。 渋:テキスタイルに使えそう。欲を言えばひとつポイントになる部分があっても良かった。
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優秀賞
ネッコろがって渋谷に宇宙を見る。
@yismsand27審査員のコメント
渋:猫を小さく描く作品が多いなか、猫がメインでとてもかわいい。下から空を見上げるアングルも面白く思わず微笑んでしまう作品
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優秀賞
No title
@ENN審査員のコメント
渋:ゲームのような画面構成と配色が面白い。暗い色合いの作品が多い中、目をひいた
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優秀賞
喫茶店
@GONDAman555審査員のコメント
モ:大きめのピクセルでこのリアリティ。このまごうことない昭和の喫茶店感から(しかもすみっこ)、哀愁とタバコのにおいがしました。 渋:大きいドットの構成と色合いで、細部の描き込みが作者のこだわりを感じられる。
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優秀賞
No title
@B_ecilA審査員のコメント
渋:静けさの中に訴えてくるものがある。ビルを積み上げていく構成も良く、進化し続ける渋谷の街をよく表している
This is a work that gives off a strong personality. We can see the artist’s efforts to tackle and express pixel art in their own way. The details drawn in the work seem to connect to create one story, much like a Native American textile. The unique patterns have a consistent rhythm that is a pleasure to the eye of the viewer.
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メディコム・トイ賞
宇宙ネコ人間 NYAAMAN!i!
@komiya_ma
Event
「シブヤピクセルアート2018」は、夏の熱い日差しが照りつける2018年7月21日(土)、22日(日)の2日間、隠田キャットストリートと表参道界隈で開催されました。表参道ヒルズではこの年のメディコム・トイ展とコラボし、10人に同時プレイできるスペースインベーダーギガマックスを展開。 TRUNK HOTELでは、ラウンジやPOP-UPスペース、スイートルームがインベーダー仕様に変わり、2日限りのインベーダーホテルに。 キャットストリート沿いの屋外では、イベントスペースを設けピクセル彫刻を展示したり、ピクセルアートライブペイントなどを実施し、商店街と一体となって様々なアトラクションを用意しました。
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PIXEL FUNDING!
「街中をインベーダーだらけに!」
7月21日(土)、22日(日)に開催が決定した「シブヤピクセルアート2018」では、 株式会社タイトーが1978年に開発、発売し、今年40周年を迎えるビデオゲームであり、 元祖ピクセルアートとも称される「スペースインベーダー」との全面的なタッグが決定しました。 ニューヨーク近代美術館(MoMA)にも収蔵される「スペースインベーダー」のキャラクターライセンスを、 アーティストや企業、商店街と共有し、 街中をインベーダーなどのピクセルアートだらけにしていきます。 街でアートを展開することはもちろん、 キャットストリート界隈の施設でも様々なアトラクションを用意していきます。
「世界初!スペースインベーダーホテル」
一昨年、渋谷・神宮前に出来たばかりの『ソーシャライジングホテル』を2日間限定で、 『スペースインベーダーホテル』に。 POP-UPギャラリーが「ゲームセンター」になったり、 ラウンジが「インベーダーサウンド」に溢れたクラブになったり、 インベーダー仕様のスイートルームで遊べたり。 とにかくこれまで味わったことのない空間をみんなでつくり、楽しむ2日間です。
Artist
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zerotaro
シブヤピクセルアートコンテスト2018 優秀者
現代アーティスト・彫刻家。 情報化社会における新たなリアリティを、ピクセルアートを用いた彫刻を通して表現している。
略歴 2018「THE CATCHER IN THE EYE」Masayoshi Suzuki Gallery、岡崎 「ルドン・コレクション」制作・展示用VRアプリケーションの監修 岐阜県立美術館、岐阜 2017「ナンヤローネプロジェクト」制作・展示用VRアプリケーションの監修 岐阜県立美術館、岐阜 名古屋市文化振興事業 "Fan de Nagoya"「What is Reality?」矢田ギャラリー、名古屋市 各務原市文化事業「dis⇔play」各務原市立中央図書館3F、岐阜、日本 2013「TOKYO Midtown Award 2013」アート部門グランプリ。東京ミッドタウン、東京 他
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BAN-8KU
シブヤピクセルアート2017,2018 メインビジュアル・アーティスト
ゲームの表現方法である「ドット絵」を専門に、アートビジュアル、デザイン、グラフィックを展開。 2013年デザイナー、キシモトシュウジにより発足。 主な活動としてSHIBUYA PIXEL ART、東京ゲームショウ公式グッズ、TOYOTA新型Vitzキャンペーン「 Is This Vitz?」、ファミスタ×ホールズキャンペーン、エイプリルズ「ASTRO +EARLY WORKS」、8BITMUSICPOWER、キラキラスターナイトなど様々なドット絵ビジュアルを担当。 オリジナルキャラ「ドット絵こねこ」を展開中。
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井上たつや
シブヤピクセルアートコンテスト2017 シブヤピクセルアート賞受賞者
大阪在住、フリーランスのイラストレーター。 シンプルでカラフルな色彩のイラストレーションが特徴。優しくトボけた世界観を大切に、キャラクターデザイン、テキスタイルデザインなどのイラストを制作。デジタル作品の他、シルクスクリーン作家としても活動。クアラルンプールのコンセプトショップ”Snackfood”日本人初の取り扱い作家でもあり、”KONCENT Malaysia”、”ilaika”などマレーシアのセレクトショップで作品を販売。近年ではFM802”digmeout” アーティストに選出されるなど国内外で活躍の場を広げている。
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Quarta 330
ダブステップのオリジネーターKode9が主宰するUKのレーベルHyperdubに所属する日本人アーティスト。 Hyperdubからの12インチシングルのリリースやFlying Lotus (Warp)へのリミックス提供を皮切りに、 Prefuse 73 (Warp)、Darkstar (Warp)、Kode 9 (Hyperdub)、 The Bug (Ninjatune)を始めとする名立たるアーティストとの共演経験を持ち、自身の楽曲もThom Yorke (RADIOHEAD)、Mouse On Mars、Ministry of Soundのミックスに収録されるなど類い稀なるステージ出演実績を持つ。